現在ねころび荘は移転先を探し、毎日物件情報を漁っています。
条件としては①猫の多頭飼育可、②事務所登録可、③用途地域が低層住居専用地域や第一種中高層住居専用地域ではないというのが最低限のものになります。
①は説明するまでもなく、家主さんの許可なく動物の飼育をしてはいけないので必要。
②は第一種動物取扱業として事業登録をするために必要。これまでのように第二種動物取扱業として登録する場合はこの条件を外すことができます。
ねころび荘は今後第一種動物取扱業の登録をして活動していくつもりなので事務所登録が必要となります。
③の用途地域については、動物関連の事業所として登録できない地域があり、それが上記の地域です。閑静な住宅街などが当てはまり、臭いや鳴き声など騒音が迷惑になるなどの理由があります。
自宅でペットホテルやトリミングサロンを開業しようと思ったけれど、用途地域の制限によりできなかったという事例は多いようです。
これらの条件をクリアし、住居として私も住めるような物件を探しています。
物件を購入すれば、条件のクリアも容易なのですが何十年もローンを背負うのは現状かなりのリスクがあるので基本的に賃貸で探しているところです。
賃貸物件で猫の10匹前後の多頭飼育ができる所となるとほぼありません。
私も複数の不動産会社に問い合わせてはいるのですが「今はないですね。探して見つかり次第ご連絡します」と言われたきり電話は鳴りません。
そんな中、一軒だけ上記条件をすべてクリアする物件が見つかり、内見に行きました。
実際に建物を見ると外壁に多少ひびが入ってたり、ドアの建付けが悪かったりしましたが、そんなことは想定済みでこの際気にしません。とにかく猫たちの居場所がなくなるのが一番大変です。
中に入ってみるとぱっと見は思ってたよりは悪くなく、天井は低いですが我慢できる範疇です。
ですが……床がかなり傾いていてしばらく立っていると酔ってくるのが致命的でした。
また床はかなりふかふかしていて歩くと少し沈むのも生活するには厳しいところ。
詳しく見ていくと天井も垂れてきている部分があったり、壁も浮いている部分があったり、不具合は多そうでした。
DIYはご自由にどうぞという物件ですので、壁や天井は自分で何とかするとしても、素人の私に床の傾きを直す自信はありません。ヘタをすれば悪化させる可能性もあります。
そこで後日協力団体のボランティアさんのツテで専門の方に見てもらいました。
床は確かにかなり傾いていて、部屋の四隅で高さがバラバラになっている様子。
この物件で生活していくには、部屋の傾きは健康被害にもつながるので放ってはおけませんし、お風呂の天井が湿気にやられて垂れ下がっているのも修繕が必要です。
とりあえず住めることを最優先に直してもらった場合どのくらい費用がかかるかの見積もりを出してもらったところ、およそ80万円くらいになるだろうとのことでした。詳細な内訳はまだ出ていません。
部屋の傾きや高さの調整、床の張替、お風呂の天井張替等で80万円ならかなり安くしていただいていると思います。
ただ、賃貸物件の修繕に80万円出費するかどうかという判断をしなければいけません。
これまでの活動で200万円ほどの出費となっています。
私の行動指針である「やれることをやれるだけ」の範疇を超えてしまう気がしなくもありません。
悩みの尽きない人生ってやりがいがあります。
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