キジトラ兄妹ドル、FIPの経過#3

11/20の朝になりドルの容態はわずかに良くなったように見えました。
眼振の振れ幅も小さくなり、ちゅ~るを少し食べ、眼振の影響か常に動かしていた首も止まる時間ができてきました。また声も少し大きく出せるようになった気がしました。
とは言え、それも一進一退で、けいれん発作も頻繁に起き、必要な量の餌も食べない状況で、管理人としても心臓をわしずかみにされているのような時間を過ごしました。
「治療を始めて、ドルの体内からは少しずつFIPの原因が取り除かれているはず、とにかく時間を稼げば助かる可能性はある」そんな思いでドルを励まし続けていました。

お昼に2日目のFIP治療を近くの病院で終え、ドルはぐったりとした様子で帰宅しました。
ひどく脱水していましたが、補液の皮下注射もしてもらったので幾分改善するはずです。体力を取り戻すために給餌をし、半ば強引に食べさせました。
しかしその数分後に立て続けにけいれん発作を起こし、管理人はドルが体をぶつけないように補助してあげることができず、途方にくれました。
ドルはけいれん発作の後、しばらくして疲労からか眠りました。

夕方になり目を覚ましたドルにウェットフードを与えました。また発作が起こったら……と思いながらも、このままではどちらにせよ体力が尽きてしまいます。
FIPで力尽きるか、食べられなくて力尽きるか、どちらにせよギリギリの状況でした。
幸いこの時はウェットフードを少し食べ、けいれん発作もなく乗り切れました。

夜になりまた数度けいれん発作を起こしました。落ち着いた頃合いをみてちゅ~るを与えると、完食したもののその後けいれん発作。この時点で餌の匂いや味という刺激が計れ発作を誘発しているのは間違いないだろうと考えました。
ですが、食べなければそれはそれで命を脅かします。

管理人は発作を起こしてでも食べさせるという方針をとることにしました。
それが正しいのか正しくないのか、この時点で判断できることではありませんでした。

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