野良猫と飼い猫の平均寿命

飼い猫の平均寿命

ペットフード協会2021年全国犬猫飼育実態調査の結果によると、猫の平均寿命は猫全体の平均寿命は15.66歳となっています。
完全室内飼育に限れば16.22歳まで伸び、家の外に出られるような飼育の場合は13.75歳で、大きく差が開いています。
猫にとって屋外がいかに危険でストレスフルかを、如実に表していますね。

完全室内飼育を推奨すると「外に出たがるからかわいそう」「家に閉じ込めておくとストレスになる」という反応をよく耳にします。
確かに外に出たがる猫もいるし、家でストレスを感じる猫もいます。
ですが、猫は人間でいうと2~3歳の知能と言われており、幼児が自分にとって最善の判断ができないように、猫も自分自身にとって最善の判断をするのは難しいでしょう。
そこに人間が論理を用いて飼育をすることにより、危険やストレスから遠ざかり、寿命が伸びていると考えられます。

また、室内飼いの猫の寿命は年々伸びているようで、これにはフードの質の向上や療法食の多様化など、フードメーカーの努力があってのことだと思います。


野良猫の平均寿命

野良猫の平均寿命は3~5年。過酷な環境が命を削っているのがわかります。
飢え、渇き、暑さ、寒さ、常に外敵に晒されている恐怖や不安、耐え忍ぶしかない病苦や寄生虫、パっと思いつくだけでも寿命を縮める要因はたくさんあります。
そもそも生まれて1週間生き残れない仔猫もたくさんいます。
野良猫は風情もあって個人的には好きですが、その裏側の生活を考えると、少しでも多く、少しでも早く、安心安全な居場所を作ってあげたいという気持ちが大きくなります。
なかなかそう上手くはいかないのですが。

寿命のギネス記録は

ちなみに猫の寿命のギネス記録は38歳と3日生きたクリーム・パフ。
人間換算で約170歳! すごい!

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