キジトラ兄妹ドル、FIPの経過#4

11月21日、FIP治療から3日目。治療初日にMUTIANを処方してもらった時「3日生き延びたらまたご連絡ください」と言われたドル。まだ生きている。

生きてはいるが相変わらずけいれん発作を起こすし、食欲もない。

ほとんど寝ずに見守り、調子の良し悪しの波を見計らいながら少しでも栄養を与えようとするが、うまくいくこともあれば発作を起こしそうになる時もあり、なかなかに難しい。
それでも何とか時間を稼ぎ、お昼に3日目の治療。

治療を終えて帰宅し、少ししてから強制給餌に踏みきった。
ゆるめに溶いた高カロリーの粉末フードをシリンジに入れ、25分かけて10ml飲ませる。これで15kcal。
特別嫌がることもなく、されるがままに流し込まれては飲み込むを繰り返してくれた。
その後、眠りについたドルを見ながら、これを続けるしかないかと思いながら、私もうとうとしながら夕方まで何事もなく過ごした。

ねころび荘にはドル以外にも保護猫がいる。そのお世話もおろそかにはできない。トイレを掃除し、水を替え、餌を補充する。変わったところがないか、元気はどうか、毛並みの確認も大事だ。
猫にエビオス錠をあげると腸内環境がよくなるという話を聞き、ざっと調べて危険なものではないと確認してから各猫に一粒ずつあげてみた。これが思いのほか食いつきがよく、白猫のわさおなんかはもっとくれとねだるほど。それを見て「まあ一応」とドルに一粒差し出したら……食べてくれた。
これはもしやと思って、ドライフードを鼻先に持っていってやると食べる食べる。この時の管理人の喜びといったら叫びだしたいくらいだった。大人なので自制したが。もしかした25分の強制給餌がとことん嫌で自分から食べることにしたのかも知れないが、理由は何であれ自分からドライフードを食べてくれたのだから何も文句はない。10日ぶりくらいのドライフードではなかろうか。

その後、けいれん発作が何度かありつつもまた1日を生き延びた。

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